ぼんやり停

  1. トップ
  2. 旅のメモ
  3. 大回り:琵琶湖の旅2006/その8

琵琶湖大回りの旅2006
地図

2006年10月8日掲載/2008年12月12日更新

京橋は♪

まだ完全に目覚めぬまま、何とか京橋駅で下車。
後ろから2両目なのは乗ったときと一緒だが、前から数えると今は6両目。
とにかく目指すは環状線内回りホーム。遠いなぁ。。
目覚ましも兼ねて階段で環状線へあがってみると、夕方にしてはホームがそれほど混雑していない。
ちょうど外回り電車が着こうとしている反対側ホームは、列も何もないほど混雑しているのに。
で、次に乗る電車は関空快速があればいいなと思ってLED表示を見ると、何と無表示。

 

これは怪しい。

 

もしや何かあったか…

 

予感は的中してしまった。

 

駅員氏の放送が入る。
「ただいま人身事故のため、内回りの電車は運転を見合わせています」
「大阪駅へお急ぎのお客様は、東西線の北新地駅をご利用いただくか外回りをご利用下さい」
なーるーほーどー、だから外回りがあんな混雑だったのか。

さて、ではどうする?この問題の答えは3つ。

1. 東西線で尼崎経由?
再び、東西線ホームへ。
(※学研都市線とJR東西線は直通運転で同じホームです)
次の電車は、あちゃー。当駅止。
その次、西明石行きは8分後。
手元の時刻表でさっさと検索すると、西明石行き・尼崎乗り換えで大阪駅には18:00着。うーん。

2. 外回りで大阪駅へ?
何せ8分あるので、もう一度環状内回りホームへ。
すると、何と次の電車をあらわすLED表示が復活している!!
しかも1つ前の大阪城公園駅まで電車が来ているらしい。
これは占めた!ということで

3. 内回りで大阪駅へ
103系王国の環状線もいよいよ201系に世代交代が進みつつある中、今回はまだまだ頑張る103系が到着。
天井では、今時珍しい扇風機がブンブン回っていますよこの車両。
(※当然ながら冷房もついています。涼しさ二倍)
座れはしないものの、ぎゅうぎゅう詰めにもならずに大阪駅へ。

「本日は人身障害のため、この電車、女性専用車はございません」
「大阪駅には約40分遅れで到着いたします。お急ぎのところご迷惑を〜(後略)」

いやー、もし奈良・天王寺乗り換えで帰ってきてたらどうなっていたんだろうな…。

環状線103系
乗っていた車両はこの中のサハ102-3。番号がかなり若い!

なんとか最後の電車へ

大阪駅17:47発高槻行きの普通電車がラスト。
安心したのかなんなのか、また乗った車番をメモし忘れたけど、207系です。
ちょっと昔は決まって201系、たまに205系がいるとラッキー、さらに行先がLEDだとさらにレア物という頃もありましたが、今や207が最大勢力。
しかもまたまたサハですよ。
「電車の騒音をかき消す」のがありがたいのが普通の人ですが、モーター音がないとやはり寂しいです。

「まもなく新大阪です。出口は左側、14番のりばに着きます」
「到着と発車の際、電車が揺れますのでご注意下さい」
(↑ よく揺れたあとで放送があって、「遅いって」と思うんですが、今回は揺れる前に言ってくれました!)
「新幹線、関西空港行き・特急はるか号はお乗り換えです」
「本日人身事故の影響で、関西空港線・きのくに線特急に遅れが出る恐れがあります。
お乗り換えの際は、駅の表示などにご注意下さい」
「停車時間があまりございませんので、お忘れ物のないようご準備下さい」

こんな時は車掌さんだけが退屈しのぎであります。

(スペース稼ぎの余談ですが)
はるかの乗り換え案内、車掌さんによって「関空特急はるか号」という場合と、JRなのに私鉄風に「関西空港行き特急はるか」と言うときがありますね。
別にどちらでもいいのですが、細かいことだけを気にするのが好きなもので…。

東淀川・吹田・岸辺・千里丘・茨木と馴染みの駅にとまり、ついに下車駅の摂津富田に到着。時刻は18:08です。
階段を上がり、今日一日旅のお供をしてくれた120円切符を自動改札に投入すると、液晶ディスプレイに「ご乗車ありがとうございました」の表示。
「ありがとうございました」はこっちのほうですよ。120円でこれだけ色々なところへ行けたんですから。
とにかく、これにて琵琶湖大回り(外回り)は無事終了です!

普段は3分で来れるところ、今回は約7時間40分の、これはもう「旅行」と呼んでもいいですよね。

#もちろん、帰りはまた切符を買うなりせねばなりませんがね…

あとがきのかわりに

今回の大回りは、2006年9月に行ったものです。

この翌月(2006年10月21日)にダイヤ改正が行われ、主に湖西線直通の新快速が、福井県は敦賀へ直通するようになりました。
このため、近江今津駅での乗り換えは解消されています。
ただし、近江今津から先へ進むのは8両のうち前4両だけ。あとは切り離しなので注意ですね。

近江今津始発の米原経由新快速も最初は4両で、米原駅で前に連結。
ということは、連結作業が見られるんでしょうね。
草津の乗り継ぎは相変わらずのようです。

なお、今回登場した「デッドセクション」はダイヤ改正に先立ち福井県に移転しています。

―おわり―

<9本目>
環状線内回り

京橋
桜ノ宮
天満
大阪

<10本目>
高槻行き
普通

大阪
新大阪
東淀川
吹田
岸辺
千里丘
茨木
摂津富田

-

  1. トップ
  2. 旅のメモ
  3. 大回り:琵琶湖の旅2006/その8